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誰かに大丈夫と言ってほしくて…

2011年05月25日

教育の現場からすっかり離れて半年。
何をしているかと言えば、花を育てています…
父が残していった広い庭と、花壇と、らんの鉢。
見よう見まねでやっています。

花壇の花は、手をかけてやると、ちゃんとその成果が現れるからいいと昔誰かが言っていたのですが、本当にその通りだと思います。
そして、人を育てるのと似ている部分もたくさんあるなあと思います。

たとえば、
同じ種類の花でも、ぐんぐん大きくなる早熟の花もあれば、いつまでも株が大きくならないのに、ゆっくりゆっくり大きな花を咲かせてくれる株もあります。

大事なのは個を見て、適切な手入れをすることか。

それと、
結論を急がないこと。時を待つこと。

苗を買ってきて植えたら、三週間くらいは変化がありません。
それくらいたつと、我が家の土になれるのか、元気よく伸び始めます。

沖縄にいるとき、プランターで少し育てていたのですが、あまり気が付かなかったのは私が忙しすぎたのか、沖縄が暖か過ぎたのか?

それにしても、三週間もの間、「大丈夫か」と思いながら見守るのは時に悩ましかったりします。

話は飛びますが
放射能汚染の中、子どもを守りたい親たちの気持ち、ほんとに切実なものがあると思います。
テレビのニュースでもいろいろ言っているし、専門家の意見など出ているみたいですが、「どれくらいまでなら大丈夫なのですか」という質問は難しいみたい。
放射能って、とにかく少なければ少ないほうがいいというものらしいです。

なんとなく不安に駆られて
誰かに大丈夫って言ってほしいんだろうな~という気がします。

でも現実には、だれにもそんなことは言えないわけで…
特に要職にある人はそういう発言は難しいでしょう。間違っていたら、あとで大変なことになるから。

放射能問題に限らず、誰かに「絶対大丈夫」と言ってほしい人たちが、現代はたくさんいる気がする。
それは、反対側からみると、自分に自信がなく、責任を取りたくない?取れない?からなんだろうな。

小さな花を育てていても、この肥料でいいのかね?水はこのくらい?って悩むこともたくさん。
誰かに「これで大丈夫」って言ってほしいよ。
確かに専門家に聞けばある程度のことはわかるけど、絶対大丈夫はないです。

みんな、もう、そろそろ腹をくくってみたらと思います。
というか、ハラをくくるしかないんだよね。
自分の人生、自分の子どもの未来、他の人に責任を取ってもらうことはできないと思う。
人のせいにして生きているうちは何も変わらない…
そう考えると落ち着く先が見えてくる気がします。



Posted by テレーズ at 11:11│Comments(0)
 
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